私は自己肯定感がとても低いのですが、
昔に比べたらだいぶまともになってきたかなと思います。
仕事一つとっても長くやってきたことの自負の裏でやはり自信をなくすことはしょっちゅう。
自信が持てる持てないはカテゴリーによりけりですから、
今の私が自信を持ってお送りできるコンテンツはこれらです!というのはありますが、
長くやってきたら長いなりに、それまでなかったことにつまづいて悩むことは尽きず。
何を持って「自信があるか」はいろいろだなーと思うんですね。
100%まるっと自分を肯定するのはとても難しいと感じます。
口で言うのは簡単だし、瞬間的に思い込ませることもできますけれど、
文化的背景というか習慣のようなもの、国民性とか。
日本は世界的にも自己肯定、自己満足の低い気質のようですが、
自己肯定感が低いとリスク回避の方へ行きがちで、
未知への挑戦とか、やりたいことをやるとか、達成感とかが低くなります。
その上、ネガティヴ思考や憂鬱になりやすいということに。
ある意味日本人特有の気質と言ってもいいくらいです。
実は自己肯定感は人生を左右するくらい結構重要なポイントなのですが、
ポジティブシンキングと同じで《義務》や《脅迫》になりかねない。
私は、時には自分にダメ出しすることって大切だと思います。
問題はその上でどうするか、どうあるか。
もやもやしてても、「まぁそんな自分もよしとしよう」って、
ダメな自分を肯定し、ダメ出ししている自分も否定せずにいる感じ。
人と比べて自分は劣っているとか、できてないとか。
そいうダメ出しではありませんよ。
自己肯定感というのは少しずつ訓練していくと自然と身につきます。
「こう思わなくちゃ!」とか、無理して「ポジティヴシンキング!」とか、
そういうことではないんですね。
私だって時々人と比べて落ち込むことはあります。
でもそれで自分を責めない。 ただ、今すべきことと向き合います。
落ち込むことはあっても手は動かす。
その先に繋がる何かをすることで切り替えになります。
フェイスブックなんかしていると、どうしても人の投稿に気を取られて
感情が乱されることってありますよね。
大丈夫です。
私たちは何をしなくても祝福されている存在。
存在しているだけで価値があります。
人より優れているから得られるのが自己肯定感ではありません。
また、自己肯定感というのは、自分を過大評価するものではありません。
自己肯定感が高いと
・落ち込み過ぎない
・逆境やネガティヴな状況に強い
・立ち直りが早い
・感情的になり過ぎない
・落ち着きやすい
・踏ん張りや前向きに頑張れる
・忍耐力がある
自己肯定感が低いと
・人の目を気にする、比べる
・褒められても受け取れない
・周りの評価が気になる
・自信が持てない(育てられない)
・人を信じるのが難しい
・1人で無理に頑張る
・諦めが早い
このようなことが考えられます。
私も体調とか気分とかで、高いかと思いきやズドーンと落ちることがありますから、常に高い状態でいるというよりは、なるべく高い様態にしておきたい・・・といった感じです。
自己肯定感が低いと、逆に自分を正当化する言動や行動に出ることがあります。
自己否定が強い人ほどジレンマを抱えていて、自分を正当化する行動にでるのですが、これは、『承認欲求』から来るものです。
自慢話や人の批判をして誰かの上に立つことで周りから認められる結果、自己肯定させてようとする。
人をコントロール・利用して自己肯定しようとするので、結果的に周りからはよく思われないことも。
それに、そもそも私たちの本質そのものは《愛》ですから、『自己肯定そのもの』です。
なので、自己否定が強ければ強いほど
『違う、そうじゃない』・・・そういう感じで深い部分からうったえているんです。
だから自己肯定感から離れれば離れるほど、何かおかしなことになってきます。
自己乖離が起きてくるんですね。
魂的にはどちらでもいいんですけれどね。
自己肯定感を高めていくには、ステップバイステップ。
まずは、自分に『許可』を出すことから。
ネガティヴ思考になったり、自分を責めたり、失敗したりした時に、まずは自分に優しく接しましょう。
「それもまたあり」と。
「自分が感じていることにケチをつけない」これは初めの一歩です。
自己肯定のための行為が、周りの迷惑を顧みない「わがまま行為」になってしまえばそれは遅れてきた反抗期であって、自己肯定感があるのとは違います。自己肯定=何をやっていい・・・というのとは違うのですから。
というのも、これをやり出すと「なぜ自己肯定感が低い自分になったのだろう?」という疑問も出てきて、それが「親が褒めてくれなかったから」「欠点ばっかり指摘されたから」「虐待を受けていた」「頑張ることを強いられた」・・・とまぁ自分が小さい子供の頃の親のしてきたこと、してくれなかった事とかが出てきます。
親が自己肯定感が低いとそれを子供がまんま受け継ぎますから、そういうことが怒りになって思い出されたりもします。
そこで始まる遅れてきた反抗期。 親にではなく世間に矛先が向きます。
だから初めの一歩ができるようになったら、自分の立ち位置を確かめつつ次へ進みましょう。
小さな達成感の習慣。
最初はちょっと大変かもということも、続けていくことで習慣化して自信に繋げていくことができます。
なんでも長く続けていけば積み重なっただけ自信になっていきます。
継続は力なりと言いますが、これは確かにそうです。
さりとて時には休み休みでもいいかなという具合に。
長く続けていくことというのは、それそのものが自己肯定感の鍛錬になるんです。
「時には休んでもいいかな」という、サボる自分もOKという肯定。
一方で、「自分のためにもうひと頑張りしよう」という理性。
自分のために始めたことで、ゴールが自己肯定感のためならば、
もうひと頑張りの気持ち自分を大切にしようという自己愛です。
自分を大切にする自己愛もまた自己肯定感に必要なこと。
その時々のあなたの状況に合わせてバランスをとって、継続していく何かを見つけてくださいね。
重要なのは、ちょっとの負荷がありつつもなんだかんだ言って楽しい事。
人がどう思うのとか気にせず、純粋にあなたがやっていて楽しいちょっとしたことから始めていってください。