ノーブルサイエンスの解析を続けるにつれて
エンパスと逆エンパスについて
エンパス(エンパシー)とは・・・極端に共感力が高く、
他者の状況を吸い取る・受信するスポンジ状態になりやすい人です。
Empathy =共感 という意味ですが、
日本語でエンパスというと、
超共感覚的な意味合いになっている気がします。
『憑依体質』について聞かれる機会が多いんですが、
エンパス=憑依体質・・・というわけではありません。
その一部という言い方をするのが妥当です。
では、エンパスと非常によく似た状況になりやすいけど、
根本の部分ではまったく異なる
「逆エンパス」もあるのをご存知ですか?
エンパスについて語られていることは多いですが、
逆エンパスについて語られていることは少ないため、
今日は逆エンパスについて語っていこうと思います。
まずエンパスには、感情吸収型・体感覚吸収型などあります、
いずれも多感・超過敏なタイプで、
他人の感情や痛みなどを吸収してしまいやすいため、
他人の恐怖や不安、ストレス、痛みなどを感じ取って
それを体にまで引き寄せて自分の痛みや症状のように
感じてしまいます。
最近はHSP(High Sensitive Person)と呼ぶこともあるようですね。
厳密にいうとエンパスとHSPは異なりますが、
エンパス、逆エンパスの人にHSPが多いことも確かです。
HSPが心理的、身体的に敏感なのに対し、
エンパス、逆エンパスは心理的にも身体的にもサイキックレベルで敏感です。
いずれにせよ、本来自分のものではないそれに振り回されると自分自身のコントロールも効きづらくなります。
なので、その状況に巻き込まれないように(影響を受けないように)、逃げ回るか、はたまた自分を鍛えなければならないでしょう。(2020年修正加筆)
あるいは、ひきこもるか、
「私可哀想な人」状態になって
被害者意識・かまってちゃん症候群になるか、
「私は特別なの」状態になって横柄な態度で
他人を寄せ付けないか・・・・・
ということもありますし、
一方でこの性質をコントロールする術を努力して身につけ、
能力として仕事に生かすこともできます。
さて、こんなエンパスですが、
「逆」という割に状況としては同じになりやすい『逆エンパス』。
エンパスはまるで「器」「受け皿」のようなタイプなのに対し、逆エンパスは「湧き出る泉」「はじける果汁(ちょっと違うか(笑)」
受信側と送信側のように根本の部分では真逆のタイプです。
私たちは誰もが「受信」と、「送信」の両方の性質を兼ね備えていて、その割合・強弱は個人差があります。
エンパスはもっぱら受信する機能が大半で、逆エンパスは送信する機能が大半・・・そんなイメージでいいかと思います。
しかしどちらも感受性が高いことは確かです。
なぜ逆エンパスがエンパスと同じように敏感に周りのエネルギーを感じ取って受け皿的状況になってしまうのか?
生まれた時からこの逆エンパス機能を備えている場合は特に、
他者へ影響する強い送信エネルギーのオーラをまとっていて、
親は自然とそれを抑え込もうとするような育て方をします。
特に恐れの多い親はそうするでしょう。
個性が強い子供の個性を封じるように育てるようなものです。
あるいは学生時代など「みんなと同じ」に馴染めない、
同じように振舞っているつもりなのに違うように思われる、
なにかとカンに触る人物のように思われていじめられる
・・・・・のような経験から自分を抑え込むのに
慣れてしまうケースもあります。
逆エンパスはこのように、
どういうわけだか「カンに触る」存在のように
扱われることも少なくないとおもいます。
グループでいたずらをしたのに主犯にされやすいとか(^_^;
なぜかというと・・・
ではどうしたらコントロールできるのか?
自他の境界線、バンダリといったものに基準はありません。
あるとすればそれは自分自身の在り方。
つまり自分を探求して知っていくことがまず大切です。
そして試していくことです。
これはエンパスにも同様に言えることです。
また、逆エンパスの逆。
つまり送受信両方の力を発揮できるようになるのも
こういった境界線のあり方によって可能になっていきます。
もともと両方の性質を兼ね備えているのですから、
鍛えれば鍛えるほど可能になります。
ただし、その体質というか能力といったものを
どのように活かしているかによるので、
ここはその方の人生おいてそうする必要か不必要かにもよります。
さて、逆エンパスが噴水のようにエネルギーを発しているからといって疲れないわけではありません。
使いどころを誤れば疲れますし、使わなければもっと疲れていきます。
また、サイキックヴァンパイア(エネルギーを吸うタイプ)を寄せ付けてしまう傾向が高いですから、そういう人に囲まれてしまえば当然枯渇、疲弊していきます。
もちろんそういったタイプとの境界線が引けるのであれば疲弊しないですが、これは理論上の話であってパワーの強弱的なことを言ってしまえばケースバイケースということになります。
主に送信型のタイプである逆エンパスはエネルギーが生産され発揮されることが前提です。
よって、エネルギーの循環を滞らせてしまうと途端に具合が悪くなります。
これもエンパスと症状が良く似たものを引き起こしやすいため、逆エンパスの人が自分をエンパスだと勘違いしやすい原因だったりします。
枯渇してエネルギーがないのではなく、動いていない(循環していない)ことから起きているので、エネルギー補充よりはエネルギーの発散、循環させる方が適切です。 運動などして物理的にもエネルギーを発散、循環させるように心がけるといいと思います。
それも喜んで・楽しんで取り掛かれることでよりよく循環されてエネルギッシュになるでしょう。
私個人の理想としては、
最強のプロテクションはノーガードプロテクション。
つまり何もガードやプロテクトしないでも
平気でいられるのが最強です。 そして最後に一言。
プロテクションやガードが必要だと感じているうちは、
「分離」と「恐れ」がそこにあるということです。
それが悪いのではありません。
光も闇も共に抱きつつ歩む中で育まれていく何かが、
やがて分離と恐れのない世界を確立していくと思います。
※この記事は2014年に掲載、2016年7月に修正加筆し再掲載したものです。