前回、『スマッジングについて』の前編では、スマッジングについての基本的なことを書きました。
今日はスマッジングに使われる代表的な植物について説明しますね。
セージ
天然石がお好きな方は皆さんご存知ですよね。 天然石の浄化に使われる代表的な植物はホワイトセージだと思います。
これはあくまで代表的な植物であって、地方によってホワイトセージが育たない、もともと生えていない土地では別のものが使われています。
セージはほとんどのセレモニーにおいて、ネガティヴなものがその内部・周辺になくなるように浄化の目的でまずは焚かれます。 ネガティヴな気分、感情あるいは影響を遠ざけるために焚かれるほか、オーラクレンジングにも使います。スウェットロッジでは焼いた石の一つ一つにセージを擦り付けるなどして浄化してから迎え入れますし、ロッジの中もセージや次に出てくるシダーの香りで満たされています。 あるいはセージを地面に敷き詰めて、祭壇に置く聖なるオブジェクト(パイプなど)の敷物とすることもあります。 サンダンスではリース状にして頭や首、腕や手首に巻きつけて踊ります(男性のみ)。
ホワイトセージ
葉が硬く大きいため束でもリーフでも使用できる便利なセージです。カリフォルニアホワイトセージが最も有名ではないかと思います。大きな葉っぱのものは幾重にも重ねて束ねると20〜30センチほどの束になって大きな葉巻のようです。
リーフは一枚一枚焚くことができるので、お部屋でちょっと焚く程度であればリーフをお勧めしています。
束は火をつけて焚いた後に貝などに擦り付けて消火します。そのまま放置しておくと、日本の気候では湿度の関係で湿気をまとってしまい、やがて束へ火が着きにくくなってしまうからです。(最初はついてもすぐに消えてしまうなど)
ホワイトセージの香りが苦手なんですがと問い合わせいただくことがありますが、確かにホワイトセージは他のセージに比べると刺激が強い香りかなと思います。そういう方は下記のセージがおすすめです。
バッファローセージ(ダコタセージ)
北アメリカ北部、主に大草原インディアンによって儀式に使われるセージ。
バッドランズ地方の真っ白な石灰質の大地に生息している力強い植物です。
正式にはキク科ヨモギ属となるためシソ科のセージとは異なりますが、ヨモギの一種ですから薬理作用も素晴らしく、セージほど刺激が強くないほんのり甘い香りが特徴です。
新鮮なうちは銀色の葉で柔らかく、手で優しく丸めるととてもいい香りがします。
古くなってくると黄ばんできますが焚いても香りはします。
ちなみに、お灸に使うもぐさはヨモギの葉っぱでできています。このバッファローセージも細かく砕くとほわっとしたもぐさ状になりますが、それは小さな毛をまとっているからなんですね。
ブルーセージ(シャスタセージ)
カリフォルニアといえばホワイトセージなのですが、カリフォルニアの北部、シャスタ山のあたりではブルーセージも有名だと思います。こちらはシソ科。葉が小さくバンドル(束)にまとめられているのが多いと思います。
ホワイトセージにくらべて甘い香りがします。 枝が硬いため束にまとめやすいのですが、古くなると蕾や葉がポロポロと落ちてくるのがたまに傷。気がつくと枝だけになっていることがあるので早めに使ったほうが良いかも。
シダー
シダーと聞けばシダーウッド(ヒマラヤスギ)を想像しますが、実はジュニパー(ヒノキ)であることの方が多いのではないかと思います。
もちろんこれも生息域がありますから、北に行けばシダーウッドかなと思います。
葉をドライにして使いますが、束になっていることもリーフだけになっていることもあります。
↑上の写真のようにバンドルになっているケースもありますが、ブルーセージ同様、時間の経過とともに葉がポロポロと落ちてきますから結果的に粉々になりますので、私は最初からリーフだけで使います。
ただしシダーは特別なケースでつかうので滅多に出してこないんですけどね。
セージで場を浄化し、シダーで祈りを届けるように使います。 セージがあれば十分な気がしますが、主に北部のインディアンにとってシダーは西の精霊サンダーバードの神話にでてくるアイテムであるためとても神聖なものだと考えています。
よく使われるのは浄化の儀式スウェットロッジ。熱した石をセージで浄化し、シダーリーフを撒きます。
シダーを扱うひとはあらからじめ決められている人がやります。
儀式中は生のシダーウッドの枝で空中の熱気をかき混ぜたりもします。
ネガティヴなエネルギーを除去していくと信じられているので、お部屋で焚くこともありますし、昔の平原インディアンはテント生活をしていたのでテントの中に邪気が入らないようにラグの下に敷き詰めたり(虫除けになります)もしました。今はテント生活ではないのでやりませんし、下手にやるとむしろ「木ダニ」の被害に会うこともあるので気をつけないと→経験ありです(^_^;
あとは祭壇に供物としておくこともあります。
スイートグラス
サウスダコタやワイオミング州などにいる平原インディアンにとって、セージ、シダーと同じくらい、あるいはそれ以上に大切な植物がスイートグラスです。科目はイネ科ですので、日本ではマコモに近いかなと思いますし、香りはレモングラスのような甘さがあります。
スイートグラスの最大の特徴はなんといっても三つ編みに編まれていること。細かく切って焚くこともありますが、スウェットロッジなどではそのまま火をつけるか焼けた石の上におきます。端に火をつけて振り回すこともあります。振り回すことによってこの甘い香りを周囲に広げるのです。
セージやシダーによってネガティヴなものを除去したあとにスイートグラスは焚かれます。
スイートグラスはポジティブなものを招き入れたり、パイプセレモニーなどでの祈りをいい香りのする煙とともにグレートスピリットへ送り届けるという目的で焚かれます。
これら3種類の植物が平原インディアンのセレモニーで重要な植物とされています。*ここで紹介したのはセレモニーで焚く目的に使われる代表的な植物です。
シダーやスイートグラスは普段の天然石の浄化などで使用する必要はなく、セレモニーにおける使い方を心得ていて日常的にそれを行なっているのでもない限りはセージで十分だと思います。
もしこういうものを扱ったセレモニーに参加するようでしたら観察してみてください。
私が行うセレモニーはケースバイケースですがパイプセレモニーを行う際はセージとスイートグラスは使います。アルカディアにいらっしゃる機会のある方や武川のセレモニーがあるワークショップやリトリートに参加される機会がある方は、スイートグラスはご覧いただけると思います。
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