『朽ちるもののためではなく、残るもののために働きなさい』という言葉

昨日はは半年ぶりに教会へ行きました。

いろいろ重くなってくるとスピリットからお呼びがかかったかのようにふらりとミサに顔を出すのです。　子供の頃から行きつけの教会はイグナチオ。

女性は正式かどうかは微妙ですが、ベールをかぶります。
白いシルクのベールはシミがついちゃって(; ^ω^) 　黒のベールだから写真をとってもわかりづらいですな。

私は聖歌を歌うのが好きです。 ミサも全部歌の方が好きなのですが、歌ミサはカトリック神学院に行ってた時と、臨床パストラルケアの病院研修でセンター長（神父）が病院のチャペルであげてくださったミサくらい。

昔はけっこう歌ミサに当たることが多かったのになーと思いつつ・・・そもそも昔みたいに頻繁にミサに行ってないじゃん私（笑）

ミサの中盤での聖書朗読。

司祭が「今日読むはずだった聖書の一説を間違えて昨日読んでしまったので昨日読まなかったのを今日読みます。アバウトにいきたいと思います」ってw 吹き出しそうに（笑）

ヨハネによる福音書　６章
イエスが五千人の人々に食べ物をお与えになった後、弟子たちはイエスが湖の上を歩いておられるのを見た。　6・22その翌日、湖の向こう岸に残っていた群衆は、そこには小舟が一そうしかなかったこと、また、イエスは弟子たちと一緒に舟に乗り込まれず、弟子たちだけが出かけたことに気づいた。23ところが、ほかの小舟が数そうティベリアスから、主が感謝の祈りを唱えられた後に人々がパンを食べた場所へ近づいて来た。24群衆は、イエスも弟子たちもそこにいないと知ると、自分たちもそれらの小舟に乗り、イエスを捜し求めてカファルナウムに来た。25そして、湖の向こう岸でイエスを見つけると、「ラビ、いつ、ここにおいでになったのですか」と言った。26イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ。27朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ、人の子があなたがたに与える食べ物である。父である神が、人の子を認証されたからである。」28そこで彼らが、「神の業を行うためには、何をしたらよいでしょうか」と言うと、29イエスは答えて言われた。「神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である。」

その後、司祭の話を要約するとテーマは「朽ちるもののためではなく、残るもののために働きなさい」という話です。

残るものというのは本物とか本質といったもの。

司祭曰く、そこには神と人と大自然と仲良くすることも含まれると。

人のみならず命(霊魂も含めて) について考え大切にすることは永遠の本質だと私は思っています。

それをどのようにどこまで大切にするのかも、それが正解なのかは誰もわからないですし、命ある存在が永遠に紡がれ続ける保証はどこにもないのですが。

それでも少なくとも自分がこの体をもって生きている間はよほどのことがない限りこの世から生命がなくなることはありません。 なので私にとっては、命(霊魂も含めて) について考え大切にすることは永遠の本質です。

時代とともに聖書の解釈は時代によってどんどん変わります。
ミサの流れは変わらずとも、時々語句は変わります。司祭によって細かなところが付け加えられることもあります。

ミサの終わりに「全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆さんの上にありますように」という言葉を司祭が言いますが、それを「全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆さんと、世界の平和の上にありますように」とか、言葉を付け加えたりするんですね。　こういう配慮は大切だなと思いました。

信者のみならず、またキリスト教のみならずすべての人の、そしてこの世界の平和を祈ることはどんな宗教・宗派にも言えることなので、当たり前といえば当たり前なのですけど。

そしてこの、当たり前のことがうまくできないから、世界から宗教がなくならないのですよね。

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