2018年もあと数日で終わりますね。
健康で平穏で今年の仕事を終えられて感謝いたします。
個人の喜びはもちろんですが、世界における様々なことに目を向けることも相変わらずで、希望と絶望、喜びと虚無を行き来することの多い年でした。
先日、友人たちと出かけて久しぶりにいろいろと話したのですが、
「私と出会う方達が幸せで心豊かになれたらいいなぁって思ってるんだよね」
と言うと、友人たちは「それはできてるんじゃない?」って言ってもらえたのがとても嬉しかったです。
そんな私のあり方はいつも光と闇の溶け合うところを漂うような感じ。
今年は《清濁合わせのみ肚をくくっていくこと》を幾度となく向き合った年でした。
悲しみから落ちそうになっている人たちを支える力を求め、
哀愁・悲哀の中に溢れる温かさ・優しさ・慈悲・慈愛を思い出すように光を当てていきたい。
だからハッピーハッピーポジティブ信者ではありません。
ポジティブ一辺倒ではなく、ポジティブもネガティヴも併せ持って抱きつつ前を向いて生きていく・・・そんなスタンスです。
前向きに生きていくというのは、ポジティブだけを見てネガティヴを見ないとか、ネガティヴを無理くり取り除こうとするのでもなくて、ネガティヴなことに対してどう受け止め、対処し、あるいは抱きつつ生きていくかとか行動していくか・・・ということだと思うんですね。
私は『今、この肉体を持って、この地上で生きている』ことから目をそらさずに、そして記憶、経験を紡いでいくことが生きることだという軸を持って講座やセッションをしています。
そんな私が出会う人たち(お客さん・受講生さんのみならずいろいろな人達)、人だけではなく生きとしいける存在がなにか豊かなことにつながればいいなといつも思っていて。
本当にそうなっていれば嬉しいです。
この数年の私の活動や学びはメディスンアニマルでいうとレイヴンに象徴されるような感じです。
レイヴンは『清濁併せ吞む』『死と再生』『恐れとそれを乗り越える復活』『暗闇に光を見つける』『覚醒』『中庸』『自因自果』といった意味のあるメディスンアニマル。
レイヴンの視点は高く広い視点で世界を見つめています。
起きたことの真実を見極めて、何を思い、何を感じ、そしてどう行動をしていくのか問いかけます。
私たちが人生から何を気づき、そこから学びとしてどう世界に活かしていけるのかを理性的に見つめていくように促します。
この一年、シャーマンとして、ミディアムとして、スピリチュアリストとしてもレイヴンに多くをサポートしてもらったと思いますが、何よりも日常生活においても気付かされることが多くありました。
私は一人っ子です。
両親ともに仕事人間だったこともあり、自分のことは自分でするのに慣れてしまいました。
人に頼むことができないまま大人になって、自分でやるのが当たり前、全てを自分で抱え込んでしまうタイプです。
若い頃はストレスから病気をしていないことがないくらい。
その割に無理がきくから最終的に強制終了がかかって入院というパターン。
自営をはじめて約20年ですが、人にお願いするということが少しずつできるようになったのけっこう最近のこと。
人にお願いすること、誰かに頼ること。
ここには数年前にちょっとした事件で騙されてしまったことから人間不信に陥った私にとっての試練でした。 『人を信じる』ということの学び。
騙されてしまった私の罪悪感と自分に対する失望感から立ち直って来た最後のお試し。
そこで《肚をくくる》
ということを改めて考えさせられました。
レイヴンはポジティヴでもネガティヴでもない、光と闇が溶け込んでいるようなところで「結局お前はどうなりたい?」と問いかけながら、かつて《肚をくくる》ことでミラクルが起きたことを思い出させてくれました。
イーグルと同じように、レイヴンは恐れを乗り越えて自ら助く者を助くという天の使者のメディスンです。「自ら助く者を助く」というのは、何も自分一人で背負ってなんでも一人で解決しなければならないという意味とは違うんですね。
『自因自果』の元、それを乗り越えて一歩踏み出すという勇気を持つ、そう肚をくくることです。
肚をくくるとは、信じることに似ていますし、さらに高い視点で見た時それは《肚をくくったらあとは大いなるものに委ねる》ことを学ばせてくれます。
一人でダメなことは人を信じて委ねる。委ねた自分を信じる。
委ねた相手を信じる。委ねて先に起きることは天の采配を信じる。
信じられない時、そこには恐れがあります。
では信じられたり、委ねるという状態の時、そこに恐れが全くないのでしょうか?
言うほどはっきりしたことはないでしょう。
恐れがあるならあるで、それを受け止めればいいのです。それが学びになります。
小さな気づきと学びの積み重ねと、その都度の小さな行動の積み重ねが記憶と経験になります。
これがやがてあなたにとって、他者へ・世界へ、愛となって広がっていきます。
人生に無駄なことはひとつもなくて、大変な時もあったけれど
来年50歳を迎える私ですが、最近は
『人生の前半期は後半期のためのネタ』
なんて笑って言うことも増えてきました。
ブログのマイストーリーを読まれたり、私の生い立ちなどをご存知の方はこれがどれくらい大きな変化変容によってもたらされた言葉かご理解いただけるんじゃないかなと思います。
そんな自分のあり方を改めて見つめる中で
今年はとりわけ『縁起(ご縁や物事の起源、関係性)』に恵まれました。
関東を超えて愛知県、山口県、大分県からもお仕事の依頼をいただいて足を運ばせていただきました。
今年は今までになく活動的な一年を過ごしました。
こういうのもおかしいですが、
その活動的で忙しいのがとても自分らしい一年だったと実感しています。
ノーブルサイエンスのセッションをたーくさんやらせていただいたり、
ミディアムシッティングのお仕事をさせていただく機会も多くなってきて、
セッションを通してスキルアップさせていただく機会に多く恵まれたのはありがたかったです。
知らない土地で新しい価値観に触れて!
東京にいたら出会えなかったであろうたくさんの方達とお会いして!
大好きな飛行機にもたくさん乗って!
本当に豊かな一年を過ごさせていただきました。
そして年内ギリギリになりましたが、イギリスのスピリチュアルカレッジの先生から再三「早く作りなさい!」とハッパをかけられていたSPA(スピリチュアル&サイキック アウェアネス)コースも始動させられたのは嬉しかったです!
同時に例年通り、世界における自分のあり方を見つめることが多かったのですが、今年はとりわけこんなことを度々考えさせられました。
客観視する視点を今まで以上に求められたような。
そうしながら、心から愛せる物事に出会っていくための旅のような年でした。
*自分は何がしたいのか?情熱を注げることとは?
*本当に好きなこと、嫌いなことをはっきりみきわめる。
*YesとNoをはっきり表明する。なんでもやってくれる人と思われないために
*集団から離れて自分の人生に立ち返る
*自分の人生の価値について考える
*損になること、得になることを見極める
これらのことは、『しいたけ占い』とか『石井ゆかりさんの星占い』に書かれていたことなのですが(笑)結構こういうことを考えさせられることになったんですね。
一方で、これらのいくつかは、今まで考えたことすらなかったことだったり、苦手でやっていないなぁということだったりもしました。
地に足のついたスピリチュアル。
ボディ・マインド・スピリットのバランス。
栄養、睡眠、運動からの人間成長とスピリチュアリティの発展。
自己認識と自己受容から創造性溢れる人生へ。
そんなことをこれからも軸にして、アルカディアもガイア・フェニックスでも講座・講習を開催したり、個人セッションをさせていただいています。
それの大切さを再び認識させられるように、
受講生さんやお客様が昨今のスピリチュアルブームなどの中で経験された辛い事、すっきりしない疑問点や矛盾点、もやもやを語ってくださることが多かった一年でもありました。
開業当初から20年近く、
「多様な情報、多角的視点で、いろんなことが腑に落ちる」というご感想をたくさんいただいていますが、そういったスタンスはアルカディアやガイア・フェニックス、そして私のの発している何かがあるのかこういったスタンスでやってきてよかったなと改めて確認できました。
来年も背筋を伸ばして(下の写真参考(笑)襟を正すような気持ちで新たな一年を迎えたいと思います
こんな私ではありますが、来年も皆様の生き生きとしたゴキゲンな人生を創造するお手伝いをさせていただければ幸いです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
武川 Mischa 郁子
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