2016.05.14

水蒸気蒸留器がアルカディアに！

アルカディアについに銅製の蒸留器がやってきました。

いまだにほとんどの精油の抽出法である「水蒸気蒸留法」や「水蒸留法」を行う機器。

古の錬金術師が開発した、その頃の原型を残した銅製の蒸留器。

銅で蒸留すると香りがとても良くなります。
特にローズは銅製とその他の蒸留ではまったく香りの質が違うのだとか。

残念ながらスペックが小さいため、精油はほとんど取れそうにありません。
しかし芳香蒸留水はたっぷり取れます。

うふふ。嬉しくていろんな角度から撮影してしまいます。

蒸気が漏れたりしないか検査ついでに
インディアン居留区からたくさん仕入れてあったスイートグラスを蒸留。

根気のいる作業です。

温度管理、火の調整、蒸気の音や香りの変化など
五感を研ぎ澄ませながら抽出されてくる芳香蒸留水を見守ります。

一人でやっていたのでけっこうてんてこ舞い（笑）

古の錬金術師に改めて敬意を払います。
本当にすごい。

ずっと見守っていなければ、ちょっと気を抜いただけで香りが変になってしまうかもしれません。
蒸留酒も同じような蒸留器を使ってやりますが、
お酒の香りや味もこういうこまめな管理によって生み出されていくんだなぁと感心です。

五感を研ぎ澄ませていたら、第六感まで研ぎ澄まされて、
いろいろ降りてきました。

目の前で起きていることは、３次元での錬金術的変容過程。
かつて古代エジプトで発生した錬金術の原型は
宇宙（神）の英知として人間にもたらされました。
それは人間の生き様と魂の救済にまつわるものでした。

それが３次元化していく過程で誕生した蒸留器。
宇宙からの英知の具現化した１つの形。

※アロマ・アルケミスト養成コースでは、
錬金術師（錬丹術師）についてお話しします。

むかし、ホットストーンマッサージの温度管理のために買った
スターバックスの温度計。

大活躍でした。

そして、温度管理や火の管理などに慣れてきた頃
とても感が研ぎ澄まされているのに気付きました。
ちょっとした音の変化や温度変化、そして

「もうすぐ終わるな」

という勘が働き、香りの変化（すごく繊細な変化）を感じ取れたんです。

蒸留は最初、中間、終わりと３つに分けて香りの変化が起きます。

これはｐＨの変化などによるものだそうです。

お酒の蒸留などの専門家はもちろん、
お醤油作りだったりお味噌作りなんかもそうかな？
繊細な変化に気を配るためにじっと見守り続ける職人技。

ぜんぜん及びませんが、でも少し経験できました。

次回はラベンダーを蒸留します。

ローズの蒸留は今月から祐天寺にてスタートする
アロマ・アルケミスト養成コースBasicの最終日１１月に
体験会を行って、受講生さんに芳香蒸留水をお持ち帰りいただけるようにしようかなと考え中です。

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