聖なる場所、サンダンスサイトでの遭遇

聖なる場所、サンダンスサイトでの遭遇


しばらく間が空きましたが、つづきから。

過去記事 カテゴリー『マイストーリー


デヴィルズタワー(2006)

「そうか。では、あるところに連れて行こう・・・」

それはサンダンスが行われる場所(サイト)。聖なる場所で、観光客が出入りできない場所でした。
そこでも驚くべき出会いがあったのですが・・・

ホワイトサンダーは私が出会ったグレイグラスを知っていました。本物であることも。

彼はそうやって、私が自然とどんな人を引き寄せて何を起こすのかをずっと観察していたのです。

間違いのない人物なら、間違いのない人と出会い、間違いのない出来事が起きる。

それは天の采配、グレートスピリットと母なる大地のみぞ知る。その確かな導きを引き起こせるものを持っているなら・・・そんな風に見つめていたのかもしれません。

・・・・・というのが前回の終わりでした。

グレイグラスは夜7時にきて、いろいろなことを話してくれて、気がついたら日付が変わろうとしていました。
そして、翌日彼(グレイグラス)と会ったことをホワイトサンダーに話したところ、ある場所に連れて行ってくれたのですがそれが「サンダンス」を行う場所《サンダンスサイト》でした。
私有地になっている場所でした。

《2006年の手記から》

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ところで、サンダンスサイトを訪れた時、この土地の地主である人物が私達の車に向かってすっとんでくるという事があった。

私は乗っている車の隣に小型トラックが横付けした時、何が起きたのかときょとんとしていたが、ドライバーさんが窓を開けた時に見えたその小型トラックの運転手の顔をみてビビった。

まるで KISSのジーン・シモンズの様な強面で、私達の車の中をじーっと見ていたからだ。

男「誰だ?」

W「俺はカイル地区のホワイト・サンダーだ」

男「あぁ、お前が。俺はハズ・ノー・ホース」

W「そうか。サンダンスサイトに客を連れてきただけだ。ちょっと見たらすぐに出ていく」

男「わかった」

ホワイト・サンダーと男性との会話はこんな感じだった。
ドライバーさんはおっかながってかなり緊張していたらしいが、私はどうもぼけっとしていて、事の仔細が一瞬つかめていなかった。

ちなみにこの会話はラコタ語で行われていた。

彼のことは知り合い?とホワイト・サンダーに尋ねると

「(私が会った)グレイ・グラスはあっちの丘(サンダンスサイトの隣の丘)の地主で、ここはハズ・ノー・ホースの土地だ。彼もメディシンマンだ。彼の父親もそうだった」

なるほど。ここは部外者立ち入り禁止区域だ。
連絡なしに妙な車が入ってきたので確認しにきたというわけか。

場合によっては大ハプニングになるところだった。

ハズ・ノー・ホースは先代(父親)もメディスンマンで、ウンデッドニーの墓地にその先代の墓があった。
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このとき、トラックですっ飛んできたのはD.J. ハズ・ノー・ホースです。

前回の記事でグレイグラスの事で「ここに驚くべき彼の血統」と書いてあるのは、それは彼(グレイグラス)が『フールズ・クロウを継いだ(彼のパイプとヘアボンネットも受け継いだ)メディスンマンの従兄弟』だということ。

彼の従兄弟には弟がいるが、継承者としてはグレイグラスが2番目の地位にあるとのことでした。

そう、《『フールズ・クロウを継いだ(彼のパイプとヘアボンネットも受け継いだ)メディスンマン》の弟(第3継承者)がこのD.J.ハズ・ノー・ホースだったのです。

もちろんこの時は全くわかりませんでした。真相は2度目に訪れた時に偶然にも明らかになります。

ベアビュートの頂上でヴィジョンクエスト、プレイヤーズタイの祈り(2008)

《2008年の手記から》
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インディアンビーズの師匠であるデニス・イエロー・サンダーのお宅にお世話になりつつ、ネブラスカ州でクレイジーホース追悼の祈りを捧げて帰ってきた翌日、再びデニスの家に訪問した。

ビーズの師匠と私

この時の再訪問はビーズの事ではなくて、以前ひょんなことから私の仕事の話になって、クリスタルの話題が出てきた事から
「大きな水晶で、めちゃくちゃパワフルなものを持ってる友人の所に連れていってあげるよ」
という展開になったため。

その彼の友人というのがシドニーという人。
この時点でシドニーの名字まで分からなかったため、彼がメディシンマン・・・しかも以前居留区にきた時にニアミスしていたメディシンマンだったとは知らなかった。
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このシドニーというのは、1回目にサンダンスの場所を訪れた際にトラックですっ飛んできたD.J.のお兄さん。
グレイグラスの従兄弟であり、『フールズ・クロウを継いだ(彼のパイプとヘアボンネットも受け継いだ)メディスンマン』その人だったのです。

なんという巡り合わせか、ヴィジョンの探求から始まった旅は、ラコタ族の存在を知るきっかけになった大聖人フールズ・クロウによって全部繋がっていったのです。

これにはホワイトサンダーも言葉が出ないほど驚いていました。

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シドニーの父の名はドーソン・(ハズ)・ノー・ホース。
ウンデッドニーの丘上の教会に隣接した墓地に埋葬されている。

ウンデッドニーの丘にある墓地。

以前ここへ来た時、その時はウンデッドニーで無惨に散っていった数百人の人々が埋められたこの墓地の中心に追悼の意を捧げにきたのだが、その時ドライバーさんが見つけた。

「あれ、さっきサンダンス・サイトで我々の様子を見にきたメディシンマンのお父さんのお墓ですかねぇ」と。

洋書ではあるが、フールズ・クロウに関して書かれた本にもドーソンの名前はあった。

また、彼の祖先は居留区とサウスダコタ州との西境にあるプレイリーウィンド・ホテル(プレイリーウィンドカジノの隣にできたばかりのホテル)に飾られた、開拓時代に居留区へ来た酋長をはじめとするインディアン達の集合写真にいる。

その末裔がこの居留区内ではけっこう大きいサンダンス・サイトとヴィジョンクエスト用の丘を土地に持つハズ・ノー・ホース兄弟。 兄シドニーと弟D.J.である。

すっかり仲良しになった犬ハッピー

今回の旅のはじめにベア・ビュートに登り、プレイヤーズタイを捧げて祈り、フールズ・クロウの像を見た。

そもそも私が一番最初に知ったラコタ(オグララ)族の人がブラックエルクやシッティングブル、レッドクラウドよりも早く、フールズ・クロウだったのである。

ベアビュートの麓にあるフールズ・クロウの銅像(2008)

私の不可解な4つのヴィジョンが引き寄せた最初の人物。
もっともその時にはすでに彼は他界しており、私は彼の本を手にしただけだったのだが。

ここに来るきっかけはヴィジョンの解明が再前提であったにもかかわらず、その時点ではフールズ・クロウの事がまったく頭に無かったと言っていい。
それまでに多くの書物に目を通し、たくさんの出会いがあった。

フールズ・クロウは単なるスタート地点にしか過ぎなかった・・・はずだったのに・・・2年後、今回の旅で初心に帰るような展開になるとは。いや、ここはあえてこう思いたい。

実際に会ったことは無くとも、やはりフールズ・クロウという存在は私にとってなにか大きな、決して無視することのできない何かだったのかもしれないと。
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最終的に、私にパイプを授けてくれたのがフールズ・クロウのヘッドドレスとピースパイプの第一継承者シドニー・ハズ・ノー・ホース。

私にフールズ・クロウの魂も宿っているという癒しと平和のために使うパイプを渡して、あなたもフールズクロウの家族だと言ってくれたメディスンマンです。

《フールズクロウの魂と共に》 へ つづく

過去記事 カテゴリー『マイストーリー
8:メディスンマンとのファーストコンタクト

7:観光客から一転、土地に受け入れられた者へ

6:「ウォナビー」と一緒にしないで。 そして 《2度目のヴィジョン》

5:《杖のようなもの》・・・そしてセドナから北へ

〈番外〉7つの方位・4つの王国。私の提供するもののホーリーコンセプト

4:最初のヴィジョン

3:アロマにもオリジナリティを追求するようになった:インディアンのヴィジョン前夜

2:笑顔ができず人と目が合わせられなかった私がセラピストになった:2

1:笑顔ができず人と目が合わせられなかった私がセラピストになった:1